第34回大分国際車いすマラソン大会

11月9日(日)に大分県大分市で開催された、第34回大分国際車いすマラソン大会。日本を含む16カ国から271名の選手がエントリーし、多くの観客が声援を送る街を走り抜けました。朝から強く降り続けた雨は、スタート時刻の11時にはほぼ止みましたが、濡れた路面でのレースとなりました。

今大会はフルマラソンが3カテゴリー、ハーフマラソンが5カテゴリー開催。ここではその中でも花形である男女T34/53/54を中心にお伝えします。

第34回大分国際車いすマラソン大会
悪天候にも関わらず、沿道には多くの観客が集まった

男子T34/53/54は、10km通過を前にしてマルセル・フグ選手(スイス)が2位に1分以上の差をつけて抜け出します。一時は世界記録更新ペースで走ったフグ選手は最終的に約7分の大差をつけて大会5連覇を達成。大分のコースとの相性の良さを圧倒的な強さで見せつけました。日本人選手3人の戦いとなった2位争いは、1秒抜きん出た山本選手(福岡県)が制しています。

第34回大分国際車いすマラソン大会
スタート2~3km地点。上位4選手が先頭集団を形成した

第34回大分国際車いすマラソン大会 フグ選手
弁天大橋を下った8~9km地点。後続に1分の差を付けたフグ選手の独走が始まる

第34回大分国際車いすマラソン大会 フグ選手
1人トラックへ入ったフグ選手に大歓声が沸き起こった

第34回大分国際車いすマラソン大会
スプリントを制して2位の座を勝ち取った山本選手(右)。副島選手(長崎県。中)、洞ノ上選手(福岡県、左)が1秒差で続いた。

女子T34/53/54は、序盤からマヌエラ・シェル選手(スイス)、土田和歌子選手(東京都)、タチアナ・マクファーデン選手(アメリカ)の3人の勝負に。マクファーデン選手が遅れ、ゴール前では2人のスプリントとなると、わずかな差でシェル選手が優勝を果たしました。

第34回大分国際車いすマラソン大会
レース序盤、マクファーデン選手、シェル選手、土田選手の順に並んで走る

第34回大分国際車いすマラソン大会 シェル選手
スプリント勝負を制したのはシェル選手(右)だった

■大会結果
<フルマラソン男子T34/53/54 上位結果>
1.マルセル・フグ(スイス) 1時間21分40秒
2.山本浩之(福岡県) 1時間28分27秒
3.副島正純(長崎県) 1時間28分28秒
4.洞ノ上浩太(福岡県) 1時間28分28秒

<フルマラソン男子T33/52 上位結果>
1.サンティアゴ・サンツ(スペイン) 1時間47分29秒
2.ピチャヤ・クラッタナシリ(タイ) 1時間58分44秒
3.髙田稔浩(福井県) 1時間58分48秒

<フルマラソン女子T34/53/54 上位結果>
1.マヌエラ・シェル(スイス) 1時間38分42秒
2.土田和歌子(東京都) 1時間38分43秒
3.タチアナ・マクファーデン(アメリカ) 1時間41分42秒

<ハーフマラソン男子T34/53/54 上位結果>
1.松永仁志(岡山県) 46分35秒
2.吉田高志(大阪府) 46分38秒
3.佐矢野利明(大分県) 50分33秒

<ハーフマラソン男子T33/52 上位結果>
1.佐藤友祈(静岡県) 53分10秒
2.野田昭和(鳥取県) 58分40秒
3.松本直幸(福岡県) 58分46秒

<ハーフマラソン男子T51 上位結果>
1.清田愼也(熊本県) 1時間37分40秒
2.平山健悟(福岡県) 1時間38分14秒
3.小倉敬史(神奈川県) 1時間57分54秒

<ハーフマラソン女子T34/53/54 上位結果>
1.ローズマリー・リトル(オーストラリア) 53分11秒
2.中山和美(神奈川県) 53分12秒
3.アリネ・ホチャ(ブラジル) 57分32秒

<ハーフマラソン女子T33/T52 上位結果>
1.木山由加(岡山県) 1時間09分54秒
2.クリステン・メサー(アメリカ) 1時間44分34秒

※大会詳細情報・結果は、大会公式HPをご覧下さい
(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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