第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 BC3準々決勝 大堀誠眞-北澤和寿

BC3準決勝8試合の中から、大堀誠眞選手(青/ウルトラボッチャマンズ)と北澤和寿選手(赤/静岡ボッチャ協会)の試合です。前回大会ベスト8の実力者である大堀選手に、予選会から勝ち上がってきた北澤選手が挑む形となりました。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会
入場する北澤選手(手前)と大堀選手

■第1エンド
赤の北澤選手がジャックボールをコート左、約6メートル地点に投げて第1エンドスタート。北澤選手は続く赤1投目をジャックボール手前に寄せてきます。大堀選手は青2球目をジャックボールに軽く当てて左に置いてきますが、北澤選手も赤3投目をジャックボール手前に見事に寄せて応戦します。これに対し大堀選手は、青3球目で赤3球目を押し出して再び形勢逆転。序盤から早い展開のゲームとなります。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤
青3球目(奥)が、ジャックボール近くの赤3球目を押し出す

続く赤4球目がこのエンド、そして試合の流れを大きく決定づけるボールでした。北澤選手が、ジャックボールを真っ直ぐ押し出して赤2点の状況を作り出します。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤
ボールの位置関係を確認する大堀選手

4番のスローイングボックスからジャックボールへの直線上に複数のボールがある厳しい状況を打開したい大堀選手でしたが、続く3投は手前に残ってしまい投球終了。北澤選手は残り2球を見事にジャックボールに寄せて加点に成功し、このエンドを4-0で取りました。

■第2エンド
大堀選手投球のジャックボールはコート右、Vライン寄り。青1球目は奥へ転がってしまいますが、北澤選手コントロールに苦しみ赤3球目でようやくジャックボールへ寄せることができました。ここで大堀選手は、その赤3球目を奥に押し出しつつ、自らのボールをジャックボールへ付ける見事な投球。観客席から「ナイスボール!」の声が上がりました。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤
青2球目投球後

なんとか状況を打開しようとした北澤選手でしたが、ジャックボールにぴったりと寄った青2球目を攻略することができず、6球全てを投げ終えます。この時点でポイントは青1点。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤
状況打開を試みた北澤選手だったが、、

大堀選手は、青4球目をジャックボール奥側に置き、続く5球目をそれに当ててポイント圏内へと入れる見事なアレンジを披露。青2点とし、トータルスコア4-2と差を2点に詰めました。

■第3エンド
ジャックボールは第1エンドよりやや奥目に置き、赤1球目を見事に寄せた北澤選手は「よっしゃ!」と声を出します。ほぼ完璧な配置とされた大堀選手は、奮闘するも6球全てを投げ切ってしまう苦しい展開に。ジャックボール投球権を持つ選手の優位性が如実に現れたエンドとなりました。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤
全ての青ボールが投げられ、赤の北澤選手にとってはチャンスの場面

コート内でボールの配置を確認し、正確な投球で一気に赤4点とした北澤選手。赤5球目はポイント圏外で以前として4点。しかし赤6球目で青ボールをジャックボールに寄せてしまい、結果赤2点となってしまいました。赤4点のままだと合計8-2と、第4エンドに6点取られればタイブレークに入る状況で、確実に試合を決めようと5点目を狙いに行ったのが裏目に出てしまいましたが、徹底して攻める姿勢は素晴らしいものでした。スコア6-2で最終エンドへ入ります。

■第4エンド
ジャックボールは第2エンドとほぼ同じ右側Vライン付近へ。ここで大量得点が必要な大堀選手でしたが、北澤選手も譲らずお互いに3球ずつ投げます。青4球目を得点圏に置けなかった大堀選手は5球目をジャックボールに付けるナイスショットを披露。しかしこの時点で青1点と、逆転は難しくなってしまいます。ポイントはこのまま変わらず、最終スコア6-3で、北澤選手が準決勝進出を果たしました。

第17回日本ボッチャ選手権大会 本大会 大堀-北澤
勝利に笑顔の北澤選手

・結果詳細はこちら
・フォトギャラリーはこちら

・ピックアップゲームレポート
BC3準々決勝 大堀誠眞-北澤和寿
BC1準決勝 藤井友里子-木谷隆行
BC2決勝 廣瀬隆喜-杉村英孝

※大会詳細情報は、日本ボッチャ協会HPをご覧下さい。
(写真:市川亮、文:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

関連記事: