ソウル2015 IBSAワールドゲームズ ショウダウン

ソウル2015 IBSAワールドゲームズより、ショウダウンのレポートです。ショウダウンは1980年に2人のカナダ人全盲アスリートにより始められた、卓球とエアホッケーを融合させたような新しいスポーツ。専用のテーブルを用い、小さな金属球の入ったボールをバットで打ち合って得点を競い合います。かなりのスピードで飛び交うボールの位置を、音だけで判断しプレーする姿は迫力満点。大まかなルールは以下の通りです(ルール解説動画はこちら)。

  • アイシェードを付け、何も見えない状態でプレー
  • 11ポイント先取(セットを取るには2ポイント差が必要)
  • 各選手は2回連続でサーブ
  • 相手ゴールにボールを入れると2点
  • 次のいずれかの場合、相手に1点
    • ボールをテーブル中央のスクリーン(透明な仕切り板。下部にボールが通る隙間がある)に当てる
    • ボールをテーブルの外に出す
    • バット以外の体の部分でボールに触れる

男子18名、女子14名が参加した今大会は、男子は2回戦、女子は1回戦まで3セットマッチで、準々決勝以降は5セットマッチで争われます。5月11日(月)~13日(水)の3日間で全試合を行いました。

ソウル2015 IBSAワールドゲームズ ショウダウン
ゴールネットに沈むボール

会場はオリンピックパーク内に立つホテルで、一般的な会議室のような部屋にテーブルを設置して競技を行います。ボールの音を頼りにプレーする性質上、風の音も嫌うため窓やドアは閉め切り、エアコンもオフに。多くの関係者が詰めかけた決勝戦は、息苦しい暑さの中での試合となりました。

ソウル2015 IBSAワールドゲームズ ショウダウン 男子決勝
男子決勝戦の様子。テーブルの壁にボールがぶつかる大きな音だけが響く。

男子決勝戦は、IBSAランク1位(2015年3月4日版)のレアンデル・ザックス選手(オランダ)と、14位のマルコ・フェリーニョ選手(イタリア)の顔合わせ。第1セットはザックス選手が11-2と大差で取りますが、フェリーニョ選手が続くセットを12-1で取り返し、セットカウント1-1となりました。第3セットを11-8で制したレアンデル選手が、第4セットも11-7とし、3-1で優勝を決めています。

ソウル2015 IBSAワールドゲームズ ショウダウン 男子決勝
フェリーニョ選手。テーブルの両脇で、壁を使ってボールをコントロールしてから相手ゴールへ打ち込むのが基本的な攻撃パターン。

ソウル2015 IBSAワールドゲームズ ショウダウン 男子決勝
ゆっくりと転がってくるボールを待ち構えるレアンデル選手

フィンランド勢同士の対戦となった女子決勝は、IBSAランク1位のハンナ・ビルミ選手が、3位のヤーナ・ペサリ選手をフルセットの末に破り優勝を果たしています。

※大会詳細情報・結果は、大会公式HPをご覧下さい
(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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