2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権

9月18日(金)にアメリカのシカゴで開催された、2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権。2015ITUワールド・トライアスロン・グランドファイナルの1レースとして行われ、会場のグラント・パークには連日多くの人がトライアスリートの勇姿を観るために集まりました。

今大会は2016リオデジャネイロパラリンピックの出場枠がかかっており、パラリンピックで開催される男子PT1,2,4、女子PT2,4,5クラスでの優勝者は、自国の出場枠1を獲得することができます。そのため世界のトップ選手が集結するハイレベルなレースとなりました。

レース当日は明け方まで雷雨でしたが、スタートの7時までにはすっかり雨も上がりました。コンディションは水温 17.1度、気温21.0度。スイム750m、バイク19.830km、ラン5kmのコースです(エリート・パラトライアスロンのコースはこちら)。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権
スイムのスタート地点。写真手前から奥へと泳ぐコース。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権
グラント・パークを南北に貫くコロンブス・ドライブ。写真奥がバイク、手前がランの周回コースとなった

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権
バイクからランへのトランジション、ゴールのあるバッキンガム噴水

■PT1
男子はバイクパートで32分05秒のトップタイムを記録したビル・チェイフィー選手(オーストラリア)が、2位に1分差以上をつけて58分38秒で堂々の優勝。女子はケンダル・グレッチ選手(アメリカ)が、後続を6分以上引き離す圧倒的な勝利(1時間13分29秒)を飾りました。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 チェイフィー選手
雄叫びを上げながらフィニッシュするビル・チェイフィー選手

■PT2
男子はミケーレ・フェラリン選手(イタリア)がタイム1時間10分0秒で優勝。女子はアメリカがメダル独占。3人のタイム差が約1分という接戦を制したのはアリッサ・シーリー選手でした(タイム1時間25分03秒)。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 フェラリン選手
ミケーレ・フェラリン選手。直前にゴールした他クラスの選手にゴールテープを奪われてしまった

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 シーリー選手
アメリカ人対決を制したアリッサ・シーリー選手

■PT3
スイムで出遅れたものの、バイク、ランで巻き返したオリバー・ドライアー選手(オーストリア)が1時間08分15秒で男子PT3を制しました。女子は約4分のリードでサリー・ピルビーム選手(オーストラリア)が優勝しています(タイム1時間20分22秒)。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 ドライアー選手
オリバー・ドライアー選手

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 ピルビーム選手
サリー・ピルビーム選手

■PT4
男子は世界ランキング1位のステファン・ダニエル選手(カナダ)と2位のマルティン・シュルツ選手(ドイツ)のデッドヒートとなります。スイムで30秒のリードを奪ったシュルツ選手でしたが、バイクを終えてほぼ同タイム。ランで強さを見せたダニエル選手が59分27秒と、シュルツ選手に30秒差をつけて優勝を果たしました。

女子はローレン・ステッドマン選手(イギリス)がスイムでトップに立つと、バイク、ランでも好タイムを記録し終始リードを保って最初にゴールラインを超えました。タイムは1時間8分19秒でした。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 ダニエル選手
優勝のステファン・ダニエル選手は弱冠18歳

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 ステッドマン選手
バイクからランへのトランジションエリアを走るローレン・ステッドマン選手

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 佐藤選手
日本の佐藤圭一選手(エイベックス・グループ・ホールディングス)は1時間05分35秒の13位だった

■PT5
アメリカのアーロン・シェイディーズ選手が、スイムパートから先頭に立ち1時間3分16秒のタイムで男子優勝。女子はケイティ・ケリー選手(オーストラリア)が1時間8分51秒で優勝。アリソン・パトリック選手(イギリス)が最後のランパートで追い上げましたが、バイクパートで得た1分のリードは逃げ切るには十分でした。

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 シェイディーズ選手
ガイドの声を頼りに自分のトランジションエリアを探すアーロン・シェイディーズ選手

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 ケリー選手
ケイティ・ケリー選手と、ガイドのミシェリー・ジョーンズ選手

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 中澤選手
中澤隆選手(青山トライアスロン倶楽部・タカラ・エムシー・インターフィールド)は8位でフィニッシュ

2015ITUエリート・パラトライアスロン世界選手権 山田選手
山田敦子選手(グンゼスポーツ・アスロニア)は10位でレースを終えた

■大会結果
<PT1 男子>
1.Bill Chaffey(オーストラリア) 58分38秒
2.Krige Schabort(アメリカ) 59分55秒
3.Jetze Plat(オランダ) 1時間00分32秒

10.木村 潤平(NTT東日本)1時間12分10秒

<PT1 女子>
1.Kendall Gretsch(アメリカ) 1時間13分29秒
2.Emily Tapp(オーストラリア) 1時間19分45秒
3.Lizzie Tench(イギリス) 1時間20分05秒

<PT2 男子>
1.Michele Ferrarin(イタリア) 1時間10分00秒
2.Stephane Bahier(フランス) 1時間10分34秒
3.Ryan Taylor(イギリス) 1時間11分11秒

<PT2 女子>
1.Allysa Seely(アメリカ) 1時間25分03秒
2.Hailey Danisewicz(アメリカ) 1時間25分45秒
3.Melissa Stockwell(アメリカ) 1時間26分07秒

<PT3 男子>
1.Oliver Dreier(オーストリア) 1時間08分15秒
2.Alejandro Sánchez Palomero(スペイン) 1時間09分15秒
3.Justin Godfrey(オーストラリア) 1時間09分54秒

<PT3 女子>
1.Sally Pilbeam(オーストラリア) 1時間20分22秒
2.Kerryn Harvey(オーストラリア) 1時間24分04秒
3.Saskia Van Den Ouden(オランダ) 1時間24分15秒

<PT4 男子>
1.Stefan Daniel(カナダ) 59分27秒
2.Martin Schulz(ドイツ) 59分57秒
3.Yannick Bourseaux(フランス) 1時間00分37秒

13.佐藤 圭一(エイベックス・グループ・ホールディングス) 1時間05分35秒

<PT4 女子>
1.Lauren Steadman(イギリス) 1時間08分19秒
2.Grace Norman(アメリカ) 1時間09分48秒
3.Kate Doughty(オーストラリア) 1時間11分18秒

<PT5 男子>
1.Aaron Scheidies(アメリカ) 1時間03分16秒
2.Vasyl Zakrevskyi(ウクライナ) 1時間04分50秒
3.Łukasz Wietecki(ポーランド) 1時間05分10秒

8.中澤 隆(青山トライアスロン倶楽部・タカラ・エムシー・インターフィールド) 1時間16分02秒

<PT5 女子>
1.Katie Kelly(オーストラリア) 1時間08分51秒
2.Alison Patrick(イギリス) 1時間09分20秒
3.Susana Rodriguez(スペイン) 1時間11分29秒

10.山田 敦子(グンゼスポーツ・アスロニア) 1時間21分56秒

※大会結果詳細は、大会公式HPをご覧下さい
(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

関連記事: