2014 BNP Paribas World Team Cup 1日目

車いすテニスの国別対抗戦、BNP Paribas ワールドチームカップ。第30回目の今年はオランダのアルフェン・アーン・デン・レインで、5月26日から6月1日までの7日間に渡っての開催となりました。出場シード権を持つ国と、各地域予選を突破してきた国の合わせて男子24ヶ国、女子12ヶ国、クアード8ヶ国、ジュニア8ヶ国が参加し、クレーコート13面、室内コート8面を備える会場で次々と熱戦を繰り広げていきます。パラタイムズでは、日本代表の結果を中心に全日程をレポートします。

各カテゴリーとも、まずは総当りのリーグ戦を行います。それぞれの対戦ではシングルス2戦、ダブルス1戦を行い、2勝以上したチームに1ポイントが与えられ、順位を決定。その後トーナメントにより最終順位を確定します。唯一2部制が採用されている男子には入替え制度があり、グループ1の最下位とグループ2の首位が自動的に、グループ1の11位とグループ2の2位がプレーオフの結果次第で入れ替わります。

各カテゴリーの参加国と総当りリーグ戦の組み合わせは次の通りです([]内の数字はシード順位)。

■男子グループ1
・リーグA:フランス[1]、ポーランド[6]、アメリカ[11]
・リーグB:オランダ[2]、オーストラリア[5]、韓国[9]
・リーグC:イギリス[4]、オーストリア[7]、タイ[10]
・リーグD:日本[3]、アルゼンチン[8]、スウェーデン[12]

■男子グループ2
・リーグA:ブラジル[1]、マレーシア[7]、ドイツ[9]
・リーグB:ベルギー[2]、スリランカ[8]、モロッコ[10]
・リーグC:スイス[4]、スペイン[6]、ギリシャ[11]
・リーグD:カナダ[3]、イタリア[5]、ルーマニア[12]

■女子
・リーグA:オランダ[1]、チリ[5]、ケニア[12]
・リーグB:ドイツ[2]、ロシア[7]、アメリカ[9]
・リーグC:イギリス[4]、タイ[8]、台湾[11]
・リーグD:日本[3]、韓国[6]、コロンビア[10]

■クアード
・リーグA:アメリカ[1]、イタリア[3]、日本[5]、オーストリア[8]
・リーグB:イギリス[2]、カナダ[4]、イスラエル[6]、スウェーデン[7]

■ジュニア
・リーグA:オランダ[1]、アメリカ[4]、イギリス[5]、マレーシア[8]
・リーグB:スペイン[2]、ロシア[3]、トルコ[6]、チリ[7]

日本からは男子、女子、クアードの3チームが参加しています。

■男子日本代表
三木拓也、齋田悟司、眞田卓、藤本佳伸

■女子日本代表
上地結衣、二條実穂、堂森佳南子

■クアード日本代表
諸石光照、川野将太、平田眞一

2014 BNP Paribas World Team Cup

■男子

リーグDの日本はスウェーデンと対戦しました。シングルス1戦目は眞田選手が6-1、6-1でヴィクストロム選手に勝利、続く2戦目では三木選手がオルソン選手に3-6、3-6で敗れます。午後から降りだした雨の影響で舞台を室内コートに移して行われたダブルスでは、齋田・眞田ペアが、オルソン・ヴィクストロムペアと対戦。第10ゲームをブレークした日本が6-4で第1セットを取ると、第2セットも接戦の末に6-3で獲得。対戦成績を2-1とした日本が1ポイントを勝ち取りました。

2014 BNP Paribas World Team Cup 眞田選手
シングルス1戦目を快勝した眞田選手。ダブルスでも強烈なショットで勝利を呼び寄せました。

2014 BNP Paribas World Team Cup 齋田選手
ダブルス勝利でチームにポイントをもたらした齋田選手

■女子

リーグDに入った日本の初戦の相手はコロンビア。二條選手がマルティネス・ベガ選手を6-2、6-0で下すと、続く上地選手も同スコアでベルナル選手に勝利しました。二條・堂森ペアで臨んだダブルスは、第1セットをタイブレークの末に制した日本が、第2セットも6-2で取ります。3戦全勝と好発進を切りました。

2014 BNP Paribas World Team Cup 二條選手
シングルス、ダブルスで2勝と大活躍の二條選手

2014 BNP Paribas World Team Cup 上地選手
危なげない試合運びでシングルス勝利を飾った上地選手

2014 BNP Paribas World Team Cup 堂森選手
ダブルスに出場し、チームの3連勝に貢献した堂森選手

■クアード

第1シードのアメリカと初戦を戦った日本。川野選手がテイラー選手をフルセットの末に下して(6-4、0-6、7-5)先勝すると、シングルス2戦目はアメリカのワグナー選手が6-3、6-4で諸石選手を破り、対戦成績を1-1とします。勝負を決するダブルスでは、ワグナー・テイラーのパラリンピック3大会連続金メダルペアを前に、川野・諸石ペアが大金星。第1セットを2-6で落としますが、両者一歩も譲らない第2セットをタイブレークで制します。スーパータイブレークの第3セットでは、5-3から一気に4ポイント連取すると、最後は10-5で獲得。王者を下した熱戦に、観客から大きな拍手が贈られました。

2014 BNP Paribas World Team Cup 諸石選手
貴重な1ポイントをもたらしたダブルスでプレーする諸石選手

2014 BNP Paribas World Team Cup 川野選手
2勝を上げ勝利の立役者となった川野選手

※大会詳細情報・結果は、大会公式HPをご覧下さい
(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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