2014 ウィンブルドン 男子D準決勝 ウデ・国枝-エグベリンク・リード

ウィンブルドン2日目は、男子準決勝2試合が行われました。1試合目は、ステファン・ウデ選手(フランス / ITFランク ダブルス1位)と国枝慎吾選手(ユニクロ / ITFランク ダブルス2位)ペアが、トム・エグベリンク選手(オランダ / ITFランク ダブルス13位)、ゴードン・リード選手(イギリス / ITFランク ダブルス4位)のペアと対戦しました。地元イギリスのリード選手の試合ということもあり、会場は満員。プレー毎に拍手や歓声の上がる試合となりました。

2014 ウィンブルドン 男子D準決勝 ウデ・国枝-エグベリンク・リード
300席ほどの観客席は満員。隣のコートから立ち見する人々も出る、注目の一戦となった

試合はウデ選手のサービスゲームでスタート。その第1ゲームをブレークしたエグベリンク・リード組が、続く2ゲームも連取してゲームカウントを一気に3-0としました。第4ゲームも、4度のデュースの末にエグべリンク・リード組が獲得。このゲーム3度のサービスエースを決めたエグべリンク選手は、強烈なフォアハンドでポイントを重ねるなど、試合序盤の流れを作ります。第5ゲームはウデ・国枝組が1ポイントも落とさずにキープしますが、第6、7ゲームを取ったエグべリンク・リード組が、6-1で第1セットを獲得しました。

2014 ウィンブルドン 男子D準決勝 ウデ・国枝-エグベリンク・リード エグベリンク選手
強烈なショットを立て続けに決めたエグべリンク選手

2014 ウィンブルドン 男子D準決勝 ウデ・国枝-エグベリンク・リード リード選手
地元ファンの後押しを受けてプレーするリード選手。ロンドンパラリンピック以降、イギリスでの車いすテニス人気は上昇を続けている。

第2セット第1ゲームはウデ・国枝組がブレーク、続くゲームもキープし2-0とします。第3ゲーム、15-15の時点で降雨により試合は一時中断に。軽い通り雨だっため数十分で再開となります。中断後もウデ・国枝組は着実にポイントを重ね、ゲームカウント4-0と優位に立ちました。第5ゲームを4度のデュースの末にキープしたエグべリンク・リード組は、3度のデュースにもつれ込んだ第6ゲームをブレークすると、第7ゲームもキープして差を縮めます。

第8ゲーム、40-30としたウデ・国枝組でしたが、リード選手の強烈なバックハンドを返せずデュースに。3度目のデュースで相手のミスを誘ったウデ・国枝組がこのゲームを取り、ゲームカウントを5-3とします。第9ゲームは8度のデュースとなる白熱した展開に。観客が固唾を呑んで見守ったゲームを制したのはエグべリンク・リード組でした。そして第10ゲーム、ウデ・国枝組が、ウデ選手のサービスエースなどで相手にポイントを与えることなく獲得。6-4で第2セットを取ったウデ・国枝組が、セットカウントを1-1としました。

2014 ウィンブルドン 男子D準決勝 ウデ・国枝-エグベリンク・リード ウデ選手
ウデ選手。勝負の分かれ目となった第2セットで、国枝選手のナイスショットが出る度に「Yes!」と声を出していた

第3セットは、ウデ・国枝組が3ゲーム連取して始まります。国枝選手のサービスゲームである第4ゲームは、2度のデュースからエグべリンク・リード組が取りました。第5ゲームをブレークしたウデ・国枝組は、続く第6ゲームもキープして5-1と王手をかけます。エグべリンク・リード組は、リード選手の絶妙なドロップショットなどで第7ゲームを取りましたが、最後はウデ・国枝組がしっかりとキープ。1-6、6-4、6-2で激戦を制したウデ・国枝組が、決勝戦進出を果たしました。

2014 ウィンブルドン 男子D準決勝 ウデ・国枝-エグベリンク・リード 国枝選手
苦しい試合に勝利し、ウィンブルドン連覇へ1歩を踏み出した国枝選手

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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