2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン

男子ダブルス決勝の余韻がまだ残るコート6、続いては女子ダブルス決勝戦です。グランドスラムタイトルを争うのは上地選手(ITFランク ダブルス3位。試合日時点)・ワイリー選手(イギリス。ITFランク ダブルス4位)ペアと、バイス選手(ITFランク ダブルス7位)・グリフェン選手(ITFランク ダブルス1位)のオランダペア。両ペアの応援団が見守る中、17時20分に試合が始まりました。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン

第1ゲーム、先にポイントを取られた上地・ワイリー組でしたが、そこから4ポイント連取してキープ。第2ゲームは上地選手のショットでブレークします。第3ゲーム、上地選手が2度のダブルフォルトと苦しみましたがキープ、続く第4ゲームは、15-40からグリフェン選手のダブルフォルトで上地・ワイリー組が取ります。さらに第5ゲームもキープして5-0。第6、7ゲームを連取したバイス・グリフェン組でしたが、第8ゲームではショットが入らずブレークを許し、上地・ワイリー組が6-2で第1セットを獲得しました。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン ワイリー選手

第2セットは大接戦となります。第1ゲームはバイス・グリフェン組がラブゲームでブレーク。第2ゲームはデュースの末に上地・ワイリー組がブレークし返します。2度のデュースからのブレークとなった第3ゲーム、グリフェン選手の2度のダブルフォルトなどでラブゲームのブレークとなった第4ゲームと、お互いにゲームを取って行きました。第5、6ゲームはキープ。第7、8ゲームはブレークと、両者一歩も譲らずゲームカウントは4-4となります。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン グリフェン選手

第9ゲーム、ロングラリーから上地選手が相手の間を通すショットでポイントを先取しますが、デュースに持ち込まれブレークされて4-5。後が無い上地・ワイリー組は第10ゲームをブレーク、バイス・グリフェン組も続くゲームをブレークし5-6、第12ゲームは0-30からワイリー選手が2本続けてのボレーを決めて6-6となります。タイブレークは終始先行したバイス・グリフェン組が3-7で制し、セットカウントを1-1としました。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン バイス選手

ファイナルセット、第1ゲームは30-40からボレーの応酬を制した上地・ワイリー組がブレークしてのスタートとなりました。第2ゲームは15-40からコート左にショットが決まり1-1に。第3ゲーム、2度のデュースから2本相手のミスを誘った上地・ワイリー組が再びブレークしてリードを奪います。第4、5ゲームはバイス・グリフェン組のショットが乱れ、キープ、ブレークでゲームカウントは4-1となりました。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン 上地選手

第6ゲーム、40-30の場面で近くの木に止まった鳥が物凄い勢いで鳴き始めます。これが影響したかどうかはわかりませんが、続くプレーでワイリー選手がダブルフォルト。デュースからバイス・グリフェン組がゲームを取りました。第7ゲームもバイス・グリフェン組がキープして5-2。そして第8セット、ポイントを先取された上地・ワイリー組でしたが、15-30からポイントを連取し40-30とすると、最後は相手のショットがネットにかかり優勝を決めました。2時間20分に渡る激戦を6-2、6-7(3)、6-2で制した上地・ワイリー組、初のグランドスラムタイトル獲得に喜びを爆発させます。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン

試合後、コートで表彰式が行われます。進行の手違いにより残念ながらウィナーズスピーチはありませんでした。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン 上地選手

準優勝のバイス選手(左)、グリフェン選手

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン

優勝の上地選手、ワイリー選手。昨年のNEC車いすテニスマスターズに続くビッグタイトル獲得、おめでとうございます!今年はこのペアの活躍から目が離せません。

2014 全豪OP 女子D決勝 上地・ワイリー ー バイス・グリフェン

■試合後の上地選手のコメント

(今の気持ちは)
優勝するつもりではいたが、本当に優勝したのかなと。1つの大会で優勝したような感覚で、まだグランドスラムで優勝したという感覚ではない。

(第3セットで勢いを取り戻した要因は?)
(セット間の休憩時に)もう1回自分たちのプレーを見直して「このままだと負ける」「じゃあこうしよう」という話がしっかりできたので、2人とも気持ちを入れ直すことができたのが良かったと思う。

(勝った瞬間)
終わったとは思わなかった。あれ?という感じだった。

(明日のシングルス決勝へ向けて)
ここまで来たので(優勝は狙っている)。ダブルス優勝できて、特に最後の方は良い形で終われたので、このまま明日に向けて、もう1回気持ちは入れ直して、プレーは継続していきたいと思う。

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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