2014 全仏OP 男子D準決勝 ジェラード・ウデー国枝・三木

シングルス出場8選手による4組で争われるダブルス戦。国枝慎吾選手(ユニクロ / ITFランク ダブルス2位。試合日時点)と三木拓也選手(トヨタ自動車 / ITFランク ダブルス17位)の日本人ペアは、ヨーキム・ジェラード選手(ベルギー / ITFランク ダブルス7位)とステファン・ウデ選手(フランス / ITFランク ダブルス1位)のペアと準決勝を戦いました。試合開始は20時過ぎ。夜の長い夏のヨーロッパですが、既に日は傾いています。試合はノーアドバンテージ、1セットオールの後はスーパータイブレークで勝敗が決せられる方式で行われました。

2014 全仏OP 男子S準々決勝 ジェラード・ウデー国枝・三木 三木選手
サーブを打つ三木選手。第1セットの時点で、コートの半分ほどは観客席の影になっていた。

第1セット、日本ペアはウデ選手のサービスゲームをブレークしてスタート。続く第2ゲームを国枝選手のサービスエースで取った日本ペアは、一気にゲームカウントを5-0とします。このセットは日本ペアのものになると思われましたが、ここからジェラード・ウデ組が怒涛の追い上げを見せました。国枝選手のサービスゲームである第6ゲームをブレークすると、あれよあれよという間に差を縮めて5-5とします。勢いは止まらず、さらに2ゲームを連取。7ゲームを続けて取ったジェラード・ウデ組が第1セットを獲得しました。

2014 全仏OP 男子S準々決勝 ジェラード・ウデー国枝・三木 ウデ選手
第1セットで驚異の逆転劇を見せたジェラード・ウデ(手前)ペア

第2セットも日本ペアが第1ゲームをブレーク。第2ゲームをキープした日本ペアでしたが、ジェラード・ウデ組が続くゲームをラリーの末に制したのを皮切りに3ゲーム連取。太陽が観客席に隠れた第6ゲーム、国枝選手のサービスゲームをキープした日本ペアが3-3と追いつきます。第7ゲームを、相手のドロップショットミスを3つ誘った日本ペアが取ると、さらに2ゲームを連取し、6-3で第2セットを勝ち取りました。

2014 全仏OP 男子S準々決勝 ジェラード・ウデー国枝・三木 国枝選手
国枝(手前)・三木の日本ペア

スーパータイブレークは、ジェラード・ウデ組が2ポイント先取で始まります。三木選手のネット際に落とす絶妙なドロップショットなどで3-3と追いついた日本ペアは6-4と逆転に成功。続くプレーでウデ選手がサービスエースを決めると、今度はジェラード・ウデ組が7-6とリードを奪います。この頃になると他のコートで行われていた試合も終わり、スタンドには地元フランスの観客が増えていきました。

ジェラード・ウデ組への声援が会場を包む中、日本ペアがポイントを取り7-7に。続く2ポイントを取ったジェラード・ウデ組が王手をかけると、日本ペアは1ポイントを返しますが、最後は10-8で勝負が決まりました。激戦を制したジェラード・ウデ組が、6日に行われる決勝戦への切符を勝ち取っています。

2014 全仏OP 男子S準々決勝 ジェラード・ウデー国枝・三木 国枝選手
健闘を称え合う4選手。試合が終わったのは日没時間とほぼ同じ21時50分頃だった。

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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