2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ

男子ダブルス決勝戦は17時半頃にスタート。雨上がりから涼しくなってきた会場は、日が傾くにつれ若干肌寒さも感じられるようになってきました。女子と同様に男子も第1、2シードが順当に勝ち上がってきています。ステファン・ウデ選手(フランス / ITFランク ダブルス1位)と国枝慎吾選手(ユニクロ / ITFランク ダブルス2位)ペアが、マイケル・シェファーズ選手(オランダ / ITFランク ダブルス3位)、ゴードン・リード選手(イギリス / ITFランク ダブルス4位)のペアと優勝を争いました。

第1セット、第1ゲームをブレークしたウデ・国枝組があっという間に4ゲームを連取。この時点では一方的な展開になるかと思われた試合でしたが、実際には壮絶な結末を迎えることとなります。リード・シェファーズ組は第5ゲームをキープ、続くゲームをブレークし差を縮めました。第7ゲームはウデ・国枝組がデュースからブレーク。第8ゲームは国枝選手のサービスゲームをキープし、ウデ・国枝組が6-2で第1セットを獲得しました。

2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ ウデ選手
ウデ選手

第2セット。第1ゲームを2度のデュースの末にキープしたリード・シェファーズ組が、さらに3ゲーム連取し一気にゲームカウントを4-0とします。いずれのゲームもデュースにもつれこむ、両者コートを走り回りボールをつなげる息を呑む展開でした。第5ゲームも4度のデュースとなり、国枝選手の強烈なショットでアドバンテージを得たウデ・国枝組がブレーク。第6ゲームはリード・シェファーズ組がデュースからブレークし返し、5-1としました。リード・シェファーズ組は第7ゲームを落としましたが、第8ゲームは1ポイントも落とさずにブレークし、6-2で第2セットを勝ち取ります。

2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ リード選手
第1セットと全く逆の展開で第2セットを獲得し、フルセットに持ち込んだリード(手前)・シェファーズ組

第3セットはリード・シェファーズ組が2ゲーム連取の好発進。第3ゲームは30-30からウデ・国枝組が相手のミス2つを誘ってブレークします。続く2ゲームは両者ブレークし、第6ゲームはウデ・国枝組がキープ。これでゲームカウント3-3となると、さらにブレーク、キープが続き5-5に。全く先の読めない試合展開に、観客は固唾を呑んでコートを見守ります。

2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ 国枝選手
国枝選手

第11ゲームを2度のデュースの末にキープしたリード・シェファーズ組。続く第12ゲームでは、30-40とマッチポイントを迎えますが、ショットを決められデュースに。その後もマッチポイントを決めきれず、粘ったウデ・国枝組がタイブレークに持ち込みました。

ウデ・国枝組がポイント連取で5-0として始まったタイブレークは、リード・シェファーズ組が踏みとどまり5-1に。続くプレーで相手のミスを呼んだウデ・国枝組が6-1とマッチポイントを迎えます。追い詰められた状況から3ポイントを取ったリード・シェファーズ組でしたが、5ポイントの差は大きく、ウデ・国枝組が7-4でタイブレークを制しました。2時間半に渡る大接戦に6-2、2-6、7-6(4)で競り勝ったウデ・国枝組が、2014全米オープンダブルスチャンピオンの座に輝きました。

2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ 国枝選手
大接戦を制して笑顔の国枝選手

2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ
準優勝のリード(右)・シェファーズ組

2014 全米OP 男子D決勝 ウデ・国枝-リード・シェファーズ
ウデ・国枝組

※大会詳細情報・結果は、大会公式HPをご覧下さい
※ITF車いすランキングはこちら
※記事内のランキングは掲載日時点
(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

関連記事: