2014 全豪OP 女子S準々決勝 上地ーバイス

いよいよ開幕した全豪OP車いすテニスチャンピオンシップ。1月22日から25日にかけて、メルボルンパークのアウトサイドコートで男子・女子は8名、クアッドクラスは4名の選手により、2014年最初のグランドスラムタイトルが争われます。

全豪OPの枠組み内で開催されているため、会場にはテニスを楽しみに来た多くの観客が。同じ敷地内にある大会メインコート、ロッド・レーバー・アリーナから時折大歓声が聞こえる環境です。日本からは国枝選手(ITFランク1位。試合日時点)と、上地選手(ITFランク3位)が出場。最初のレポートは、女子シングルス準々決勝、第2シードの上地選手と、オランダのバイス選手(ITFランク5位)との準々決勝です。真夏のメルボルン、試合開始の18時半になっても強い陽射しが降り注ぐコート6で試合が始まりました。

2014 全豪OP 女子S準々決勝 上地ーバイス

上地選手のサービスゲームで第1セットがスタート。第1ゲームは上地選手がキープ。第2ゲームは15-15から3本連続で決めた上地選手がブレークし、ゲームカウント2-0とリードを奪う出だしとなります。第3ゲーム、30-15からサービスエースを決めた上地選手、続くサービスがダブルフォルトとなりますが、最後は力強いサーブでリターンアウトとし、3-0としました。

第4ゲームも2度のデュースの末に上地選手がブレーク。続く第5ゲームもキープしますが、第6ゲームはバイス選手がラブゲームでキープし、ゲームカウントは5-1となります。第7ゲーム、0-40と先行されますが、3球連続でリターンミスを誘いデュースに。次のプレーでアドバンテージを得ると、サービスエースが決まり、第1セットを6-1で獲得しました。

2014 全豪OP 女子S準々決勝 上地ーバイス バイス選手

第2セットは接戦となります。お互いにキープして1-1で迎えた第3ゲームはデュースの末に上地選手がブレークすると、第4ゲームはバイス選手がラブゲームでブレークし返します。第5、6ゲームは上地選手が連取。第7ゲーム、4度目のデュースでアドバンテージを得たバイス選手が、上地選手の足下へのボールでポイントし、ゲームカウントを4-3としました。

第8ゲーム、上地選手が相手の頭上を越すロビングでポイントを先取すると、力強いフォアで30-0。40-30まで追い上げられますが、上地選手がキープし5-3となります。第9ゲームは、逆に上地選手が30-40まで追い上げますが、バイス選手のキープとなりました。

第10ゲーム、15-0から、ネット際まで出てきての相手コート左隅を突くショットで30-0とします。このプレーにはバイス選手からも「ナイスショット」の声が出ました。続くプレーで相手のリターンミスを誘うと、最後はこの日3本目のサービスエース。上地選手が6-1、6-4で勝利し、準決勝へ駒を進めました。

2014 全豪OP 女子S準々決勝 上地ーバイス 上地選手

■試合後の上地選手のコメント

(今日の試合について)
最初はすごく良い感じで入れて、3-0になっても気持ちが切れなかった。(バイス選手は)後になるにつれて調子が上がってくる、最後まで諦めない選手なので、いつ生き返るわからないので注意していた。もっと競るのを覚悟していたので、第1、2セット良い感じにこれたのが予定通りでなくてびっくりしてしまった。(第2セットは)自分の中で焦ってしまって、打ち急いでしまったり、トスが上がらないことがあった。

(2年前に参加した時との違い)
2年前に来た時は、パッと来てパッと試合して、いきなり負けてという感じだったが、今回は今大会に向けて2週間前からオーストラリアで準備もして、気持ちとしては余裕がある。初めて来た時には見えなかった部分も見えて楽しめている。

(大会の雰囲気について)
青が大会のカラーで、自分も青が好きで、ラッキーカラーなので、そこでプレーが少しでも長くできれば良いなと思う。

(昨年のNEC車いすテニスマスターズから4度対戦し2勝2敗のグリフェン選手との準決勝について)
ラリーに持ち込まれたり、ポイントが長くなるとグリフェン選手の方が上だと思うので、その辺をどうカバーしていこうかなと。

※大会詳細情報は大会HPをご覧下さい
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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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