2014 全仏OP 女子S決勝 上地ーファン・クート

女子シングルス決勝は、日本の上地結衣選手(エイベックス・グループ・ホールディングス / ITFランク2位。試合日時点)と、アニーク・ファン・クート選手(オランダ / ITFランク3位)の顔合わせに。両者は前週開催の国別対抗戦ワールドチームカップの準決勝で対戦しており、その際はファン・クート選手がストレートで上地選手を下しています。上地選手にとっては、1月の全豪オープンに続くグランドスラムシングルス決勝戦となりました。

試合は上地選手が2度のデュースの末に第1ゲームをキープしてスタート。第2ゲームもデュースとなりますが、ここはファン・クート選手がキープします。上地選手は第3、4ゲームを連取しますが、ファン・クート選手は2度のブレークを含む3ゲームを立て続けに取り、ゲームカウント4-3とリードします。ここからはお互いにブレークが続きタイブレークに突入。序盤アウトが続き3点リードを許した上地選手は、そこから一気に5ポイントを取り優位に立ちます。その後ファン・クート選手が追いつき6-6となった場面で、上地選手は痛恨のダブルフォルト。しかし続くプレーで7-7とすると、ポイントを連取し9-7で第1セットを勝ち取りました。

2014 全仏OP 女子S決勝 上地ーファン・クート 上地選手
上地選手

ファン・クート選手がキープして始まった第2セット。上地選手は第2ゲームを3度のデュースの末にキープすると、続くゲームもブレークしました。ファン・クート選手は再び3ゲーム連取で4-2としますが、第7ゲームはブレークを許します。第8ゲームは上地選手が1ポイントも落とさずにキープ。これで流れが傾いたのか、第9ゲームはファン・クート選手が2度のダブルフォルトなどで落としました。第10ゲーム、サービスエースを決めてマッチポイントを迎えた上地選手。続くプレーはダブルフォルトとなりますが、次のポイントを取ってグランドスラムシングルス優勝の偉業を成し遂げました。

2014 全仏OP 女子S決勝 上地ーファン・クート ファン・クート選手
ファン・クート選手

2014 全仏OP 女子S決勝 上地ーファン・クート 上地選手
グランドスラムシングルス初制覇を決め、ガッツポーズを見せる上地選手

2014 全仏OP 女子S決勝 上地ーファン・クート ファン・クート選手
怪我から復帰して初のグランドスラムを準優勝で終えたファン・クート選手。これからも上地選手とトップを争う存在となるだろう

2014 全仏OP 女子S決勝 上地ーファン・クート 上地選手
時折涙を見せながらも、自分を支えた人々へ感謝の言葉を伝える上地選手

2014 全仏OP 女子S決勝 表彰式 上地選手 国枝選手
シングルスは男女共に日本人が制覇。車いすテニスの新たな時代が到来した。

※大会詳細情報・結果は、大会公式HPをご覧下さい
※ITF車いすランキングはこちら
(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

関連記事: