2014 全米OP 女子S決勝 上地-ファンクート

最終日を迎えた全米オープン車いす部門。これまでの3日間と比べると陽射しが和らぎ、風が吹くと心地よく感じるコンディションとなりました。コート11ではクアード、女子、男子の順にシングルス決勝戦が行われます。

女子シングルス決勝は全仏オープンと同じ顔ぶれ。日本の上地結衣選手(エイベックス・グループ・ホールディングス / ITFランク1位)と、アニーク・ファンクート選手(オランダ / ITFランク2位)の対戦です。今年はこれまで5回対戦し、上地選手が4勝1敗と強さを見せています。

2014 全米OP 女子S決勝 上地-ファンクート 上地選手
上地選手

第1セットは上地選手がキープしてスタート。第2ゲームはデュースにもつれ込むと、最後はファンクート選手がダブルフォルトでブレークを許します。第3ゲームでは上地選手がダブルフォルトを2つ、第4ゲームではファンクート選手が3つのダブルフォルトを出す、両者サーブの安定しない序盤となりました。ゲームカウントは上地選手リードの3-1となります。

ここからはお互いに2ゲームずつブレーク。第5、7ゲームを2度のデュースの末に勝ち取ったファンクート選手でしたが、第8ゲームでは再び3つのダブルフォルトを出し、1ポイントも取れずに落としました。第9ゲームを2本ショットを決めるなどして取った上地選手が、6-3で第1セットを獲得します。

2014 全米OP 女子S決勝 上地-ファンクート ファンクート選手
ファンクート選手。今大会も課題であるサーブが安定せず、自らを苦しめた

第2セット、立ち上がりは両者キープして1-1となります。上地選手は第3ゲームをデュースの末にブレークすると、第4ゲームもキープしリードを広げました。続く2ゲームはキープとなり、ゲームカウントは4-2に。第7ゲームは3度デュースとなると、相手のダブルフォルトでアドバンテージを得た上地選手が、リターンエースを決めて取りました。

第8ゲーム、ファンクート選手がリターンを3連続で決めて0-40とすると、最後は上地選手のダブルフォルトでブレーク。5-3と踏みとどまります。第9ゲームは逆に上地選手が3ポイント連取。後がなくなったファンクート選手でしたが、3つのマッチポイントを凌ぎデュースに持ち込みます。3度目のデュースで上地選手がアドバンテージを得ると、続くプレーがファンクート選手のダブルフォルトとなり勝負が決まりました。

6-3、6-3で全米オープンのタイトルを手に入れた上地選手。2014年は、全豪オープンシングルス(準優勝)を除く6つのグランドスラムタイトル(ウィンブルドンはシングルス開催なし)を獲得する偉業達成の年となりました。

2014 全米OP 女子S決勝 上地-ファンクート 上地選手
優勝を決め、スタンドの松本コーチへガッツポーズする上地選手

2014 全米OP 女子S決勝 上地-ファンクート ファンクート選手
準優勝のファンクート選手

2014 全米OP 女子S決勝 上地-ファンクート 上地選手
上地選手。この1年で名実共に世界の頂点に登り詰めた

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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