2014 全米OP 男子S決勝 国枝-フェルナンデス

今大会最後の試合は男子シングルス決勝。国枝慎吾選手(ユニクロ / ITFランク1位)とグスタボ・フェルナンデス選手(アルゼンチン / ITFランク4位)の顔合わせとなりました。今年のグランドスラムでは全豪決勝、全仏準決勝と対戦し、いずれも国枝選手が勝利していますが、全仏での死闘は記憶に新しいところです。

第1セットは国枝選手が3ゲームを連取する好スタートを切ります。国枝選手は第4ゲームも5度のデュースからブレークし4-0としました。ここからフェルナンデス選手が3ゲームを返すと、第8ゲームは国枝選手がブレークしてゲームカウント5-3となります。

第9ゲームは5度のデュースとなる白熱した展開に。最後にショットを決めてこのゲームをブレークしたフェルナンデス選手は、続くゲームのキープに成功し、5-5と追いつきます。第11ゲームは国枝選手がキープ。第12ゲームは、ラリーをドロップショットで制しアドバンテージを得たフェルナンデス選手が、次のプレーでリターンをアウトさせてキープ。必至に喰らいつきタイブレークに持ち込んだフェルナンデス選手でしたが、タイブレークに入るとショットが安定しません。0-6と追い詰められると、最後はダブルフォルト。国枝選手が7-6(0)で第1セットを獲得しました。

2014 全米OP 男子S決勝 国枝-フェルナンデス フェルナンデス選手
フェルナンデス選手。スピードとパワーを兼ね備え、迫力あるプレーが魅力

両者キープして1-1で始まった第2セット。第3ゲームをキープしたフェルナンデス選手は、第4ゲームをリターンエースで決め3-1とします。対する国枝選手は第5ゲームをブレークすると、第6ゲームを2度のデュースの末にキープし3-3のタイとしました。このゲームでは見応えのあるラリーが続き、ポイントが決まると観客は拍手で選手を称えます。会場には多くの日本人の他、スペイン語でフェルナンデス選手へ声援を送る人の姿もありました。

国枝選手はデュースとなった第7、8ゲームを取りゲームカウントを5-3としました。フェルナンデス選手のサービスゲームとなった第9ゲーム、国枝選手はラリーを制して最初のポイントを取ると、さらにポイントを連取し40-0とします。フェルナンデス選手は続くプレーでボールをよく拾い相手のミスを誘うと、立て続けにショットを決めデュースとしました。どちらも譲らず、最高のプレーを披露して6度目のデュースを迎えたゲームを勝ち取ったのはフェルナンデス選手。6つのマッチポイントを凌ぎきった彼に、興奮した観客は大歓声を浴びせました。

第10ゲーム、3本ミスを誘った国枝選手が40-0と再びマッチポイントを迎えます。フェルナンデス選手が1度は凌ぎますが、最後は国枝選手がラリーから左へショットを決めて勝負あり。7-6(0)、6-4で国枝選手が勝利し、5度目となる全米オープンシングルス優勝を飾りました。

2014 全米OP 男子S決勝 国枝-フェルナンデス 国枝選手
またしても王者の勝負強さを見せつけた国枝選手

2014 全米OP 男子S決勝 国枝-フェルナンデス 国枝選手
2014年、全仏ダブルスを除く全てのグランドスラムタイトルを獲得した国枝選手

2014 全米OP 男子S決勝 国枝-フェルナンデス
全仏に続き素晴らしい戦いを演じた国枝選手とフェルナンデス選手。今後も2人の対戦から目が離せない

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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