2015 全豪OP 男子S準決勝 国枝-フェルナンデス

男子シングルス準決勝では、国枝慎吾選手(ユニクロ / ITFランク1位)が、グスタボ・フェルナンデス選手(アルゼンチン / ITFランク4位)を迎え撃ちます。昨年の全豪オープン決勝では国枝選手が快勝準決勝で当たった全仏オープンではフルセットの末に全米オープン決勝でも国枝選手に軍配が上がっていますが、両者の対戦は毎回非常に見応えのある内容となっています。

国枝選手のサービスゲームで試合開始。2度のデュースとなった第1ゲームは、フェルナンデス選手がリターンエースを決めてブレークします。第2ゲームを国枝選手がブレークし返すと、ここからブレークが続き、第6ゲームを終えてゲームカウントは3-3となりました。コートに吹く強風を感じさせない強烈なショットの応酬を、100人ほどの観客は固唾を呑んで見守ります。第7ゲームは2度のデュースの末にフェルナンデス選手がブレーク。続く第8ゲームでこの試合初めてキープとなり、フェルナンデス選手が5-3とリードしました。

国枝選手は第9ゲームを4ポイント連取でキープ。第10ゲームでもテンポよくポイントを取り5-5のタイに持ち込みます。第11ゲームをブレークしたフェルナンデス選手でしたが、第12ゲームではダブルフォルトを出すなどサーブが入らずブレークを許しました。タイブレークでも両者一歩も譲らず、3-3、4-4、5-5と緊迫した展開となります。ここでショット決めてリードしたフェルナンデス選手が続くポイントも取り、7-6(5)で第1セットを勝ち取りました。

2015 全豪OP 男子S準決勝 国枝ーフェルナンデス フェルナンデス選手
タイブレークの末に第1セットを獲得し、力強いガッツポーズのフェルナンデス選手

第2セット第1ゲームは国枝選手がブレークすると、第2ゲームもキープして2-0と先行します。第3ゲーム、30-40からフェルナンデス選手がサービスエースを決めてデュースとすると、6度のデュースまでもつれ込みます。ここでリターンエースを決めた国枝選手が、最後は相手のミスを誘ってブレークしました。さらに第4ゲームもキープした国枝選手が4-0とリードを広げます。第5ゲーム、ファーストサーブが入らないフェルナンデス選手でしたが、デュースの末にキープ。ここから巻き返したいところでしたが、第1セットのような正確かつパワーのあるショットがなかなか出ません。続く2ゲームを取った国枝選手が、6-1で第2セットを獲得しました。

2015 全豪OP 男子S準決勝 国枝ーフェルナンデス 国枝選手
第2セットでは完全に主導権を握った国枝選手

第3セット、ラリーが続いた第1ゲームをフェルナンデス選手がブレーク。国枝選手は第2ゲームをブレークし返します。第3ゲーム、国枝選手は40-30の場面でダブルフォルトを出しますが、ここから2本続けて相手のリターンミスを誘いキープに成功。さらに第4、5ゲームと連取してゲームカウントを4-1とします。第6ゲームをキープしたフェルナンデス選手は、続く第7ゲームで先行されながらもデュースに持ち込みます。ここで何とかブレークしたいフェルナンデス選手でしたが、最後は力んだショットがアウトとなり国枝選手のキープとなりました。第8ゲーム、ポイントを先行した国枝選手がリターンエースでマッチポイントを決めて、2時間を超える激戦に終止符を打ちます。6-7(5)、6-1、6-2で勝利した国枝選手が、決勝戦への切符を掴みました。

2015 全豪OP 男子S準決勝 国枝ーフェルナンデス フェルナンデス選手
第2セット以降は思うようなプレーができなかったフェルナンデス選手。今回も国枝選手の壁を超えることはできなかった。

2015 全豪OP 男子S準決勝 国枝ーフェルナンデス 国枝選手
変わらぬ安定した強さを披露した国枝選手

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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