2015 全豪OP クアードS決勝 ワグナー-アルコット

2015全豪オープン車いすテニスを締めくくるのは、クアードのシングルス決勝戦。大会2連覇中のデイビッド・ワグナー選手(アメリカ / ITFランク1位)と、ディラン・アルコット選手(オーストラリア / ITFランク2位)の顔合わせとなりました。

2015 全豪OP クアードS決勝 ワグナー-アルコット
試合が進行するにつれ、アルコット選手を応援する地元オーストラリアの観客がスタンドを埋めていった

第1セット、デュースとなった第1ゲームをブレークしたアルコット選手が、第2、3ゲームを取り3-0とリード。第4ゲームはワグナー選手が相手に1ポイントも与えずにブレークします。続く2ゲームもお互いにブレークとなり、ゲームカウントはアルコット選手リードの4-2となりました。第7ゲーム、40-30の場面でリターンエースを決めてデュースに持ち込んだアルコット選手がブレークに成功。第8ゲームもデュースとなりますが、観客の大声援を背に受けるアルコット選手がキープし、6-2で第1セットを獲得します

2015 全豪OP クアードS決勝 ワグナー-アルコット ワグナー選手
苦しい戦いを強いられたワグナー選手

第2セット第1ゲームはワグナー選手がキープ。第2ゲームは、30-30から2本連続でサービスエースを決めたアルコット選手がキープします。そのアルコット選手は第3ゲームをブレークすると、4度のデュースとなった第4ゲーム、続く第5、6ゲームを連取し5-1とリード。ワグナー選手も第7、8ゲームを続けて取り、踏み止まります。ここで小雨が降り試合は数分間中断となりました。

再開後の第9ゲーム、リターンのアルコット選手がポイントを重ねる度に大きな声援が上がります。そして0-40から最後のポイントを決めると、会場は拍手と歓声の溢れる興奮状態に包まれました。6-2、6-3で勝利したアルコット選手が、地元オーストラリアのファンを前に、初のグランドスラムタイトルを手にしました。

2015 全豪OP クアードS決勝 ワグナー-アルコット アルコット選手
特徴である強烈なショットが冴え渡ったアルコット選手

2015 全豪OP クアードS決勝 ワグナー-アルコット アルコット選手
会場のスタンディングオベーションに応えるアルコット選手。車いすバスケでは2008年北京で金、2012年ロンドンで銀メダルを獲得しているがテニスでのビッグタイトルは初となった

2015 全豪OP クアードS決勝 ワグナー-アルコット
新星アルコット選手(左)と、長く王者として君臨してきたワグナー選手(右)。クアードクラスに新しい時代が訪れている

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(取材:水上航太郎/セプティメルスポーツ)

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